「インドの神々」を大解剖!!
Q、インド人は本当に四本腕の神さまが実在すると思っているの?
Q、カーリー女神寺院で、人身供犠が行われていたって本当?
Q、インドで牛や樹木、石までが信仰対象になるのはなぜ?
インドの神さまやインド人の信仰の「なぜ?」「どうして?」に答える『神々たちのインド』。ヴェーダの神々から、破壊神シヴァ、維持神ヴィシュヌ、英雄ラーマやクリシュナ、象頭のガネーシャといったヒンドゥー教の神々、また聖なるガンジス河から神聖な動物、悪魔(鬼神)まで、縦横無尽に記述。
「インドの不思議」解明の手がかりになる1冊が登場! 全編を彩るインド絵画(The Metropolitan Museum of Art所蔵)もあわせて。
(註)初版本『印度の神々』は1916年、向陵社より発行された。今回の新版にあたって、旧字体を現代仮名遣いに改めたほか、文語的語彙や言い回しを現代的表現に修正し、翻案を行った。
目次 神々たちのインド
第1章 インド神話の展開
第2章 ヒンドゥー教の聖典
第3章 天父ディアウスと地神プリティヴィー
第4章 火神アグニ
第5章 太陽神スーリヤ、サヴィトリ
第6章 全能の宇宙主神ヴァルナ
第7章 司雨の神インドラ
第8章 酒神ソーマ
第9章 冥府の主神ヤマ
第10章 『ヴェーダ』の小神
第11章 ヒンドゥーの三大神
第12章 創造神ブラフマーと学芸の女神サラスヴァティー
第13章 維持神ヴィシュヌと運命の女神ラクシュミー
第14章 ヴィシュヌの十種化身(マハー・アヴァターラ)
第15章 ラーマとシーター(『ラーマーヤナ』)
第16章 クリシュナとラーダー
第17章 仏教の創始者ブッダ
第18章 世界の主ジャガンナート
第19章 愛の神カーマデーヴァ
第20章 托鉢神チャイタニヤ
第21章 破壊神シヴァ
第22章 シヴァの妃パールヴァティー、ドゥルガー、カーリー
第23章 象頭神ガネーシャと軍神スカンダ
第24章 鬼神・動物・聖樹・女神・聖者などへの信仰
第25章 五人兄弟の物語(『マハーバーラタ』)
第26章 聖河信仰
第27章 動物信仰
第28章 聖樹や聖石信仰
第29章 女神信仰
第30章 英雄、聖者信仰
第31章 祖先崇拝
第32章 鬼神、悪魔崇拝
第33章 惑星信仰
第34章 聖者と北斗七星信仰
第35章 ジャイナ教と仏教の神々
編訳者 姑射若氷(1873-1955)
本名、戸沢正保(とざわまさやす)。茨城県出身、東京帝国大学卒の英文学者。明治から昭和にかけて、イギリス文学研究、翻訳、小説などの分野で活躍。『シェイクスピア全集』の翻訳を浅野和三郎とともに手がけた。東京外国語学校第7代校長。
ISBN978-4-86143-354-2、978-4-8214-9028-8、ペーパーバック四六判、398頁 、¥3,960 (税込)
電子書籍版¥1,210 (税込)