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回教圏早わかり はじめてのイスラム教 大日本回教協会

【はじめてのイスラム教】わかりやすい、けれど、深遠。砂漠のアラビア半島に生まれたイスラム教は、仏教、キリスト教とならぶ世界三大宗教のひとつで、かつて「回教」と呼ばれていました。『コーラン』とは? 預言者マホメットはどんな生涯を送ったの? イスラム教徒はみんな断食するの? イスラム教の教えや暦、冠婚葬祭といった生活、日本との関係などなど。はじめてイスラム教に触れる人から、イスラム教の文化をサクッと理解してみたい人まで、読みやすくて、わかりやすい、イスラム教(回教)の『超入門書』が登場です。

大日本回教協会による初版本は1939年に出版され、その後、ほとんど衆目にふれることのなかった希少本。今回の新版では、大活字の「白黒反転版」と、現代仮名遣いの「普及版」をセットにして1冊でお届け(大活字白黒反転版338P+流通活字普及版118Pで構成)。図書館の蔵書にもおすすめです。

【回教圏早わかり】目次
回教とはどんなものか
回教の名称
回教の教義、信仰、勤行
回教の宗派
コーランとは何か
マホメットの生涯
回教徒の生活
回教徒の戒律
回教の暦
ラマダーンの断食
メッカ巡礼
回教徒の人情、風俗
回教徒の結婚
ハレムの中の回教女性
回教諸国の盛衰
回教圏とは何か
忍従を強いられた回教民族
いわゆる回教圏以外の各国における回教徒
日本の回教徒 
満州国の回教徒
中国の回教徒
ソビエトの回教徒
インドネシアの回教徒
フィリピンの回教徒
インドの回教徒
回教国の産業と貿易
恵まれた回教国の産業資源
回教国と我が国との貿易
我が南洋貿易の重要性
日本茶と回教徒
回教諸国と我が経済ブロック
結論
日用アラビア語案内
大日本回教協會會則

→【回教圏早わかり紹介(PDF)】

流通版(DPS発売)ISBN978-4-86143-321-4、ペーパーバック四六判、460頁、¥4,268 (税込)
POD版ISBN978-4-86620-301-0、ペーパーバック四六判、460頁、¥4,048 (税込)

印度藩王国 Princes of India ウィリアム・バートン

ヨーロッパ全体に匹敵する、広大な大地、ばく大な人口、多様な文化や言語を有するインド亜大陸。20世紀以前、この亜大陸には英領インドと別に、500を超す半独立状態の藩王国があった。

それらの国を統治するのは「マハラジャ」や「ナワーブ」と呼ばれた絶対君主(王)たち。泥酔の挙句、舞姫と領土半分の賭けに興ずる「王」。イギリス渡航にあたって六か月分のガンジス河の水を携行する「王」。領土にダイヤモンドの産地をもち、あふれんばかりの富で知られた「王」。

イギリス植民の進む近代インドにあって、昔ながらの生活に固執する王族、イギリス紳士とマハラジャの交流、近代化、世界大戦など、時代はうねりを見せながら、やがてガンジー、ネルーらの登場を迎える。

1947年のインド・パキスタン分離独立にいたる以前の、インド各地にあった国々や王たち(Princes of India)の様子を生き生きと描いた『印度藩王国』。1934年に出版され、長らく衆目にふれることのなかった希少本が、現代仮名遣いで読みやすくなって登場です。

【印度藩王国】目次
 序
 第一章 インド人のインド
 第二章 諸藩王国とインドにおける英国勢力の発展
 第三章 諸藩王国における生活
 第四章 諸藩王国における政治
 第五章 ラージプタナ地方、中部インドおよびカティアワール地方におけるラージプート族の藩王国
 第六章 カシミール地方―ヒマラヤ山脈地帯のラージプート族藩王国およびシーク教徒の藩王国について
 第七章 マイソールおよびトラヴァンコール藩王国
 第八章 マラータ族の藩王国
 第九章 ハイデラバード藩王国
 第十章 回教徒藩王国
第十一章 ネパール王国
第十二章 従属同盟政策
第十三章 インド王侯と政治部
第十四章 インド藩王侯とインド連邦
第十五章 インドの将来
「付」 インド藩王国について

→【印度藩王国紹介(PDF)】

ISBN978-4-86143-320-7、978-4-86620-300-3、ペーパーバック四六判、574頁、¥5,280 (税込)
電子書籍版、¥1,980 (税込)